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CoQ10は強力な抗酸化物質
コエンザイムQ10(以下CoQ10(コーキューテン))は、強力な抗酸化物質であることがわかっています。
山本順寛教授の研究によると、酸化ストレスを生む脂質過酸化物に対して、ビタミンCやCoQ10がいち早く働き、さらにCoQ10が存在する間は、脂質過酸化物の生成はほぼ完全に抑えられることが分かりました(図.6参照)。これらの研究から山本教授は、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオン、そしてCoQ10の4種類を特に重要な抗酸化物質として挙げています。ビタミンEは強力なラジカル*1捕捉能を持っており、またビタミンCは水分中で、CoQ10は油分中でラジカルを捕捉する能力が高いからです。つまりCoQ10は抗酸化物質の中でも主役的存在であり、その重要度はビタミンCやビタミンEと同程度に位置づけられるのです。
このような特徴から、日常的な酸化ストレスに対して、CoQ10による抗酸化作用が大きな役割を果たしていると考えられています。〔山本順實NEW FOOD INDUSTLY(2002)〕
ビタミンEが抗酸化作用を発揮するにはCoQ10が必要不可欠
その後の研究では、CoQ10はビタミンEが抗酸化作用を発揮するには不可欠な存在であることが報告されています。CoQ10には、酸化されたビタミンEラジカルを還元し、安定したビタミンEに戻す作用があるからです。 (図.6)に示す研究によると、CoQ10が消失すると、優れた抗酸化作用を持つはずのビタミンEが多く残存していても、酸化物質(ここでは脂質過酸化物)が増加してしまうことが分かります。これは、CoQ10消失によりビタミンEラジカルが還元されず、脂質を酸化してしまうからです。
これは、ビタミンEが脂質の酸化反応を抑制できず、むしろ加速させてしまうことを意味します。CoQ10はこれを防ぐ役割を果たしており、逆にCoQ10が不足すると、強力な抗酸化物質であるビタミンEが酸化を促してしまうのです。
このように、CoQ10は強力な抗酸化作用があることに加えて、ビタミンEが働くには不可欠であることから、非常に重要な物質として期待されています。〔山本順實NEW FOOD INDUSTLY(2002)〕
CoQ10による抗加齢
CoQ10の含有量は、動物の寿命によっても異なります(図.7)。
実験により、寿命が異なる哺乳類動物9種(最長寿命が3年半〜46年)におけるCoQ10含有量と、活性酸素の発生との関係が検討されました。その結果、CoQ10の分布量と活性酸素の発生は逆相関し、寿命はCoQ10利用種で長いことが明らかになりました。
このことは、CoQ10が優れた抗酸化物質であり、抗加齢の上で期待できることを示唆しています。〔Lass A等 J.Biol.Chem.(1997)〕 |
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