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1.CoQ10とは…生体維持に必要なCoQ10
coenzymeQ10  
1.生体に必須の物質CoQ10とは
2.CoQ10によるエネルギー産生促進作用
3.私たちの体を守る抗酸化の仕組み
4.CoQ10の抗酸化作用
5.CoQ10不足を招く要因(1)
6.CoQ10不足を招く要因(2)
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1.生体に必須の物質CoQ10とは

CoQ10は生体に必須の補酵素…全身60兆個の細胞が必要としている

図.1 体は60兆個の細胞から成り立っている。私たちの体は、およそ60兆個の細胞から成り立っています。これら細胞が、日常生活を送る上で必要なエネルギーを作り出しているのです。一つ一つの細胞が元気に働いていることが、健康な毎日を過ごせる条件なのです。
そして、この細胞の働きを助けているのが、コエンザイム*1Q10(以下CoQ10(コーキューテン))です。体のエネルギーは、各細胞内で酸素が食物から摂取した栄養素を燃焼させることで作り出されます。CoQ10は、この栄養素を燃焼させる仕組みを、効率良く回転させるために必要な補酵素なのです。
補酵素とは、体内で酵素の役割を助ける働きをするもののことです。酵素は、体内で物質を分解したり合成したりするときに働く重要な物質ですが、CoQ10はその酵素の働きを円滑にするために必須の存在なのです。
また、CoQ10は「ビタミン様作用因子」とも呼ばれています。ビタミンの定義(微量の栄養素で生体内で生合成されない)には当てはまりませんが、ビタミンと同じような働きをしているからです。


全身いたるところに存在するCoQ10

図.2 全身の部位別CoQ10量(CoQ10の組織中濃度)CoQ10は、黄色からオレンジ色の結晶状の物質です。匂いや味はなく、水にはほとんど溶けません。
CoQ10は、別名をユビデカレノン、またはユビキノンといい、その語源はラテン語のUbuiquitous(普遍的に存在する)からきています。語源の通り、CoQ10は動物・植物を含んだ多くの生物に存在しており、生物にとって不可欠な物質です。
CoQ10は人間の体内の全ての細胞に存在しますが、その濃度は組織により異なります(図.2)。特に心臓には多量のCoQ10が含まれているため、欠乏すると心臓に影響が出やすいといわれています。
その他にもCoQ10欠乏の影響は、脳、腎臓、肺、膵臓、歯周組織、免疫系など多くの器官でみられると考えられています。


コエンザイム(CoQ)の種類と化学構造

CoQにはCoQ6〜10などがあり、ヒト、動物、植物などでみられますが、ヒトでみられるのはほとんどがCoQ10です。
CoQの化学構造には、‘キノン’とそこから伸びている‘イソプレン’という鎖が共通して存在しています。CoQの後ろの数字は、イソプレンの個数を意味しているのです。

CoQ10の化学構造
*1: コエンザイムとは、補酵素を意味する。

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